添付文書の記載から求める
薬剤によっては添付文書に小児薬用量が記載されている。小児薬用量を知らない薬が処方されていたら、まずは添付文書を確認する。体重あたりの用量が記載されている場合と、年齢ごとの用量が記載されている場合があるので注意する。また、1 回量か1 日量なのか注意する。
添付文書に小児薬用量が記載されていなかった場合、成人量を確認した後に以下の方法で小児薬用量を計算する。
Young式から求める
Crawford式から求める
最も正確に求めることができるといわれてる。
体表面積の計算式はDu Bois 式が有名だが、Du Bois 式は成人の体表面積を求めるものなので、この式から求めた場合、小児の体表面積は正確ではないことに注意する。Du Bois 式をもとに定数を変更した高比良の式を用いた場合も、小児の体表面積は不正確である。
以下の式は上から順にDu Bois、高比良、藤本の式。
Augsberger式から求める
体表面積を計算して求めるのは大変なので、計算で求める場合、Augsberger 式が用いられることが多い。
von Harnack表から求める
年齢 | 未熟児 | 新生児 | 6か月 | 1歳 | 3歳 | 7.5歳 | 12歳 |
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薬用量 | 1/10 | 1/8 | 1/5 | 1/4 | 1/3 | 1/2 | 2/3 |
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