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2017年6月23日金曜日

あゆみ製薬のアセトアミノフェン製剤メモ

昨日世間を騒がせた山本化学のアセトアミノフェン問題。医療用だとカロナールが有名。あゆみ製薬は原薬調達先を公開してたのでメモ。

カロナール細粒(20と50両方)とカロナール坐剤(50のみ)の三品目のみ、山本化学より原薬調達とのこと。

錠剤は他から調達のため、問題ないみたいです。坐剤の100と200は問題ないってことでよさそう。

2017年6月7日水曜日

Excel基礎関数

Excelの基礎 数式篇の続き。今回は基本的な関数についてです。

関数でできること

D5セルに合計金額を表示させる場合を考えてみます。数式篇のように、セル番地を使って、D5セルに「=D2+D3+D4」と数式を入力すれば、合計金額が表示されます。

5個くらいまでの合計なら、セル番地をひとつずつ入力してもそこまで手間ではありませんが、10個、20個の合計のようになってくると、大変です。ある特定の範囲の合計を出せたら便利です。

関数を使用すると、ある特定の範囲の合計・平均を求めたり、最大値や最小値などの条件に一致する値を求めたりすることができます。

下記は関数でできることの例です。

2017年6月3日土曜日

Excelの基礎 数式篇

表計算ソフトの表ではなくて、計算に関する内容です。

はじめに―Excelの行・列とセル番地―

セル
マス目1つ1つのこと。
横方向の列。左に振られた数字を使って、1行目や2行目のように場所を表す。
縦方向の列。上に振られたアルファベットを使って、A列やB列のように場所を表す。
セル番地
行と列で表わされたセルの住所。例えば、一番左上のセルは、A列の1行目なのでA1セルであり、その真下はA2セルである。

数式の基本ルール

セルに数式を入力すると、計算結果が表示される。数式入力の基本ルールは以下の5つ。
  • 英数字は全て半角で入力する
  • 「=」からはじめる
  • 乗算記号(かける:かける:$\times$)はアスタリスク「*」を使用する
  • 除算記号(わる:$\div$)はスラッシュ「/」を使用する
  • 冪乗(累乗)の指数はハット記号(サーカムフレックスとも呼ばれる)「^」を使用する
Excelでの数式の例
数式Excelでの表現
$1+2=$=1+2
$4 \times 2=$=4*2
$6 \div 2=$=6/2
$5^2=$=5^2
数式の例1
金額欄(D2セル)に「=40*2」と入力すると、$40 \times 2$が計算され、80と表示される。

セル番地を利用した計算

りんごの単価と個数をかけて金額を求めるために、D2セルに「=40*2」と入力して、答である80を得た。
単価と個数が常に40と2に固定されていれば問題ないが、 単価が50になったり個数が3になったりすると、その都度数式を修正しなければならない。 それだとちょっと面倒臭い。
単価や個数が変わったときに、自動で金額が計算されれば楽である。 セル番地を使って、数式を記載すると、自動で計算されるようになる。
みかんの単価はB2セルに入力され、みかんの個数はC2セルに入力される。 数字の代わりに、セル番地で数式を書くと、「=B2*C2」となる。
数式の例2
セル番地で入力しても、計算結果は同じになる。
D2セルに「=40*2」と入力すると、単価や個数を変えてもD2セルの数字は変わらないが、 D2セルに「=B2*C2」と入力すると、単価や個数を変えたときに、D2セルの数字が変化する。
Excelで数式を入力する場合、特に理由がなければセル番地を使用する。

2017年6月2日金曜日

名前の由来 配合錠(経口血糖降下薬)

以前の記事の修正版。

メタクト配合錠

有効成分量
LD:ピオグリタゾン15 mg・メトホルミン塩酸塩500 mg
HD:ピオグリタゾン30 mg・メトホルミン塩酸塩500 mg
名前の由来
METformin + ACTos = METACT

ソニアス配合錠

有効成分量
LD:ピオグリタゾン15 mg・グリメピリド1 mg
HD:ピオグリタゾン30 mg・グリメピリド3 mg
名前の由来
堅実(Solid)に(NI)血糖を改善するアクトス(Actos)とSU薬の配合錠より「SONIAS」。

リオベル配合錠

有効成分量
LD:アログリプチン25 mg・ピオグリタゾン15 mg
HD:アログリプチン25 mg・ピオグリタゾン30 mg
名前の由来
ライオン(LIOn)のように力強く、新しい・画期的(noVEL)な薬剤であるので、「LIOVEL」。

グルベス配合錠

有効成分量
ミチグリニド30 mg・ボグリボース0.2 mg
名前の由来
食後高血糖(グルコース:GLUCOSE)治療のベストチョイス(BEST CHOICE)を目指すことから「GLUBES」。

エクメット配合錠

有効成分量
LD:ビルダグリプチン50 mg・メトホルミン塩酸塩250 mg
HD:ビルダグリプチン50 mg・メトホルミン塩酸塩500 mg
名前の由来
EQUa + METformin = EQUMET

イニシンク配合錠

有効成分量
アログリプチン25 mg・メトホルミン塩酸塩500 mg
名前の由来
不明。

2017年6月1日木曜日

名前の由来 配合錠(降圧剤)

以前の記事の修正版。( )は統一ブランド名、一般名は一般名処方マスタの記載。

ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬) + チアジド系利尿剤

プレミネント配合錠(ロサルヒド配合錠)

ARBと利尿剤の配合剤の中で一番初めに販売された。LDとHDの2規格があり、ロサルタンカリウムの量が異なる。ヒドロクロロチアジドはどちらも12.5 mg。医薬品のパンフレットには翼の生えた虎の絵が描かれている。これは中国のことわざである「虎に翼(強い力をもつ者にさらに強い力が加わることのたとえ)」に由来する。

一般名
ロサルタン50 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
ロサルタン100 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
名前の由来
「PREMIER」(最初の、主役の)と「EMINENT」(傑出した)を合わせて「PREMINENT」。

エカード配合錠(カデチア配合錠)

LDとHDの2規格があり、カンデサルタン シレキセチルの量が異なる。ヒドロクロロチアジドはどちらも6.25 mg。

一般名
カンデサルタン4 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
カンデサルタン8 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
名前の由来
Effectiv(期待した効果が得られる)のE、Candesartan(カンデサルタン)のC、And Reduced(減量した) Diuretic(利尿剤)のA、R、Dを繋げて「ECARD 」(ヒドロクロロチアジドは単剤での常用量の1/4)。

コディオ配合錠(バルヒディオ配合錠)

MDとEXの2規格があり、ヒドロクロロチアジドの量が異なる。バルサルタンはどちらも80 mg。

一般名
バルサルタン・ヒドロクロロチアジド6.25 mg配合錠
バルサルタン・ヒドロクロロチアジド12.5 mg配合錠
名前の由来
Combinationの「Co」とディオバン(バルサルタンの先発医薬品)の「Dio」を合わせて「Co-Dio」。MDはmoderateの略。

ミコンビ配合錠(テルチア配合錠)

APとBPの2規格があり、テルミサルタンの量が異なる。ヒドロクロロチアジドはどちらも12.5 mg。Aは4に似ているので、APはミカルディス40 mg、Bは8に似ているので、BPはミカルディス80 mgと覚えるといいかもしれない。

一般名
テルミサルタン40 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
テルミサルタン80 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
名前の由来
Micardis(ミカルディス)の「Mi」とCombination Tablets(配合錠)のコンビ「Combi」を取って、「Micombi(ミコンビ)」。

イルトラ配合錠

LDとHDの2規格があり、イルベサルタンの量が異なる。トリクロルメチアジドはどちらも1 mg。

一般名
イルベサルタン100 mg・トリクロルメチアジド配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
イルベサルタン200 mg・トリクロルメチアジド配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
名前の由来
イルベタン(イルベサルタンの先発医薬品)の「イル」とフルイトラン(トリクロルメチアジドの先発医薬品)の「トラ」を合わせて「イルトラ」。

Ca拮抗薬 + ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)

エックスフォージ配合錠(アムバロ配合錠)

1規格のみ。バルサルタン 80mgとアムロジピン 5mgの合剤。

一般名
バルサルタン・アムロジピン配合錠
名前の由来
Extra(力強さ)の「EX」と「FORGE」(鍛造する)を合わせた造語で、バルサルタンとアムロジピンを配合した強力な降圧作用を有する薬剤であることを示している。

ユニシア配合錠(カムシア配合錠)

LDとHDの2規格があり、アムロジピンの量が異なる。カンデサルタン シレキセチルはどちらも8 mg。

一般名
カンデサルタン・アムロジピン2.5 mg配合錠
カンデサルタン・アムロジピン5 mg配合錠
名前の由来
1剤(「UNI」)で、高血圧症患者さんにしあわせ(「SIA」WASE)を与えられる降圧剤より「UNISIA」。英名はUni(1剤)SuperIor(優れた)Anti-hypertensive(降圧剤)で「 UNISIA」。

レザルタス配合錠(オルアゼ配合錠)

LDとHDの2規格があり、オルメサルタン メドキソミル、アゼルニジピンともに量が異なる。

一般名
オルメサルタン10 mg・アゼルニジピン8 mg配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
オルメサルタン20 mg・アゼルニジピン16 mg配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
名前の由来
24時間さらなる降圧を達成して治療に貢献するという「成果(Results)」を期待し、「REZALTAS」。

ミカムロ配合錠(テラムロ配合錠)

APとBPの2規格があり、テルミサルタンの量が異なる。アムロジピンはどちらも5 mg。Aは4に似ているので、APはミカルディス40 mg、Bは8に似ているので、BPはミカルディス80 mgと覚えるといいかもしれない。

一般名
テルミサルタン40 mg・アムロジピン配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
テルミサルタン80 mg・アムロジピン配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
名前の由来
Micardisの「Mic」とAmlodipineの「amlo」を取って、「Micamlo(ミカムロ)」。

ザクラス配合錠

LDとHDの2規格があり、アムロジピンの量が異なる。アジルサルタンはどちらも20 mg。

一般名
アジルサルタン・アムロジピン2.5 mg配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
アジルサルタン・アムロジピン5 mg配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
名前の由来
aZilsartan / Amlodipine Combination is effective for reducing blood pressure and inhibiting Renin-Angiotensin-System(降圧作用とレニン-アンジオテンシン系阻害作用を有するアジルサルタン/アムロジピンの配合剤)より「ZACRAS)」。

アイミクス配合錠(イルアミクス配合錠)

LDとHDの2規格があり、アムロジピンの量が異なる。イルベサルタンはどちらも100 mg。アイミクスのパンフレットにはジャングル大帝のレオが描かれている。これは、HDに配合されている医薬品の成分量が100mgと10mgであることに由来する(百獣の王にかけている)。

一般名
イルベサルタン・アムロジピン5 mg配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
イルベサルタン・アムロジピン10 mg配合錠配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
名前の由来
ムロジピンの「ア」とイルベサルタンの「イ」と「MIX」より「アイミクス」。

アテディオ配合錠

1規格のみ。バルサルタン80 mgとシルニジピン10 mgの合剤。

一般名
バルサルタン・シルニジピン配合錠?(6/1時点で一般名処方マスタに記載なし)
名前の由来
バルサルタンとアテレック(ATElec、シルニジピンの先発医薬品)による、心臓と腎臓、2つ(Di)の臓器保護(Organ protection)効果を期待して、「ATEDIO」。