はじめに―Excelの行・列とセル番地―
- セル
- マス目1つ1つのこと。
- 行
- 横方向の列。左に振られた数字を使って、1行目や2行目のように場所を表す。
- 列
- 縦方向の列。上に振られたアルファベットを使って、A列やB列のように場所を表す。
- セル番地
- 行と列で表わされたセルの住所。例えば、一番左上のセルは、A列の1行目なのでA1セルであり、その真下はA2セルである。
数式の基本ルール
セルに数式を入力すると、計算結果が表示される。数式入力の基本ルールは以下の5つ。- 英数字は全て半角で入力する
- 「=」からはじめる
- 乗算記号(かける:かける:$\times$)はアスタリスク「*」を使用する
- 除算記号(わる:$\div$)はスラッシュ「/」を使用する
- 冪乗(累乗)の指数はハット記号(サーカムフレックスとも呼ばれる)「^」を使用する
数式 | Excelでの表現 |
---|---|
$1+2=$ | =1+2 |
$4 \times 2=$ | =4*2 |
$6 \div 2=$ | =6/2 |
$5^2=$ | =5^2 |
セル番地を利用した計算
りんごの単価と個数をかけて金額を求めるために、D2セルに「=40*2」と入力して、答である80を得た。単価と個数が常に40と2に固定されていれば問題ないが、 単価が50になったり個数が3になったりすると、その都度数式を修正しなければならない。 それだとちょっと面倒臭い。
単価や個数が変わったときに、自動で金額が計算されれば楽である。 セル番地を使って、数式を記載すると、自動で計算されるようになる。
みかんの単価はB2セルに入力され、みかんの個数はC2セルに入力される。 数字の代わりに、セル番地で数式を書くと、「=B2*C2」となる。
D2セルに「=40*2」と入力すると、単価や個数を変えてもD2セルの数字は変わらないが、 D2セルに「=B2*C2」と入力すると、単価や個数を変えたときに、D2セルの数字が変化する。
Excelで数式を入力する場合、特に理由がなければセル番地を使用する。
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